【はじめに】
このカード解説基本編では、私が普段リーディングをする上で、ルノルマンカードの世界観をどのように理解し、どうやって解釈しているのかを順番に紹介したいと思います🧑🏫
解釈については主語・述語・修飾語や、対人・金運・健康・仕事などの観点から分類・整理をしている本がたくさんありますが、私はそうした分類を一生懸命に覚えることよりも、カードの世界観とそこから生まれる基本となるkey wordを何も見なくてもスラスラっと話せるくらいに体に染み込ませることが大事だと思っています。なぜなら、私たちのリーディングの土台となってくれるのはカードの世界観とそこから導かれる基本的な解釈だからです😊
それでは本編をどうぞ。
ルノルマンカードの世界観を理解し、リーディングをする上でのヒントとなるのが、ルノルマンの由来となっている『希望のゲーム』です🎲このゲームのプレーヤーは、止まったマスのモチーフとルールを通して、道徳観や知恵、家族、世の中の仕組みといったものを学んでいくことになります。『希望のゲーム』のマスに描かれているモチーフとルノルマンカードに描かれているモチーフは一致しているため、『希望のゲーム』から読み取れる物語は、ルノルマンの世界観に通じています。そんなルノルマンの物語からまず見ていきましょう🧑🏫
【10鎌⚔のカードの物語】
あなたは予期せぬアクシデントに見舞われます💥突然、何かが壊れたり、離れたりする事態に陥ったことで、あなたはずっとあり続けると思っていたものも、いつか壊れることを知るのです。
【カードの世界観】
ルノルマンカードの10番目の鎌は、日本において日常的に見かける剪定用の小鎌(sickle)ではなく、西洋鎌(大鎌/scythe)がカードに描かれています。
死神が持つ鎌のようなので命を刈り取るための道具にも見えます👿
ですが、現実的に解釈することを第一とするルノルマンにとって「大鎌」は農作物を収穫するために使う農具でしかありません。その研ぎ澄まされた三日月の刃の切れ味は鋭く、一瞬で広範囲の農作物を刈り取ることができます。
刃物類は大鎌に限らず、料理で使う包丁や物を切るためのハサミやカッターナイフなどどれも生活に欠かせない便利な道具ですが、扱う際に刃物の怖さを忘れてしまい、注意を怠ると一瞬で大怪我に繋がる危険なものです。
危険ばかりがクローズアップされてしまうと、大鎌で刈り取ることが悪いことのように思えてしまいますがそのようなことはありません。
農作物が順調に育つためには、土の養分を奪い取ってしまう雑草をきちんと刈り取ってやる必要があります。また、一旦、既存の農作物を全て刈り取らなければ、翌年の収穫に向けて種蒔きの準備もできません。
古いものを鎌で除去することで、新しいものが育つスペースが生まれるのです。
そして、長い時間をかけて苦労して育ててきた分、収穫には大きな喜びが伴います。
このように鎌で刈り取る行為には喜びを伴うものもあるのです。
【世界観から導かれるkeyword】
鎌のカードの世界観から導かれるkeywordは「収穫」です。
収穫の際の動きに関連して「切り取る」「刈り取る」「断つ」「切る」「取り除く」といった言葉が生まれます。
これらの言葉の根底にあるのは「分離」です。関係性を分離する「別れ」「別居」「離婚」「拒絶」といった言葉は見ているだけで胸が締め付けられます。
カードによっては収穫した作物が大鎌と一緒に描かれているものがあります。
そうした場合、収穫と関連して「集める」と読む場合があり、「分離」と「集める」の解釈の使い分けとして、刃が向いている方向に隣接するカードを分離する意味合いで読み、持ち手の方向に隣接するカードを集める意味合いで読むと紹介する本もあります。
この記事の鎌のカードの写真の場合は、刃が右に、持ち手が左を向いていると読みます。
そのため、右に隣接するカードは分離の意味合いで、左に隣接するカードは集める意味合いで読むということになります。詳しくはフェイシングカードについての解説記事をご覧ください。
雲のカードの解釈のところでもお話ししましたが、私は基本的に鎌のカードはネガティブに分離の意味合いで読むことが多いです。
これは私の中の鎌のイメージが集めるための道具というよりも、分離のための道具と解釈する方がしっくりとくるからです。刃の方向をいちいち気にしながら読むよりも、文脈の流れの中で分離の意味合いで読んでみて意味が分かりにくい時に、集めるという意味合いで読んでみたりしています。
大鎌の刃のイメージから「鋭い」「危険」「硬い」といった解釈が可能です。
天候によっては収穫を早めるかどうかについて迅速に判断しないといけない場面があることから「即座の決断」という言葉が生まれ、農作物が育ちきる前に刈り取らないといけないとなると「苦渋の決断」「深刻な決断」といった言葉が生まれます。いずれの決断の背景にも離れたら戻らない分離があります。
大鎌を扱う際に注意を怠ることで、「怪我」を負ったり「アクシデント」が発生した場合には「突然」に「傷」や「痛み」を伴うことになり「傷跡」が残ることもあります。
鎌の刃物から連想する職業として「農家」「理容師」「美容師」「外科医」といったものが解釈できます。
鎌のカードがタイミングを表す場合には「一瞬」や「即座に」「突然」といったようにごく短時間の意味合いで読みます。また、収穫の時期を表すため「秋」を意味しています。
鎌のカードは、突然のアクシデントあるいは別れを警告してくれるのと同時に、貴方が抱えている問題について、何かを完全に失う痛みがあったとしても、離れること、切り捨てることを決めることが問題の解決に繋がることを教えてくれているのかもしれません。
【発展解説:鎌と他のカードとの関係性↔️】
Q1:鎌の危難を避ける方法はありますか❓
鎌のカードに周囲にポジティブカードがあるかを見てください。そのポジティブカードが鎌の危難を低減し、危機を避ける方策を示してくれています。
Q2:鎌はグランタブローでどの位置に出ると良いですか❓
シグフィニケーターから遠ければ遠いほど良いとされています。
【カードの属性】
1枚引きで鎌のカードが出た場合、私はChallenging/挑戦(No)のネガティブカードとして解釈するようにしています。
鎌と他のカードの組み合わせ実例一覧はこちらをどうぞ⬇️
次回はルノルマンカードの11番目の鞭のカードの解説となります。
【他のカード解説基本編はこちらをどうぞ。】
【管理人タロへのご意見・感想・無料鑑定をご希望の方】
本ブログに関して「〇〇についてはどう思う?」といった質問から、「こんなことありました❗️」といったご意見や感想をもらえたら更新の励みになりますし嬉しいです😊
無料メール鑑定をご希望の方は、私の本職は別にありますので、すぐに結果をお渡しできないこともありますが私なりに一生懸命リーディングをさせて頂きます😊
ご意見などは、PC版の方は右下にある問い合わせフォームから、スマホ版の方は『読書になるボタン』の下に問い合わせフォームがありますのでそちらからどうぞ⬇️
なお、メール鑑定は私が本職の占い師さんではないことと、このブログの目的は純粋にルノルマン好きの方達と繋がりたくてやっていることなので、名目の如何を問わず費用をいただくことはありません。また、当ブログの目的である朗らかで楽しい交流の場に沿ぐわないと判断した方(攻撃的な方や病的な方、依存傾向のある方)のメール鑑定はお引き受けできない場合がありますので何卒ご了承ください🙇
【初めて当ブログにお越し頂いた方へ】
ルノルマンに関する記事を色々と取り揃えておりますので、ゆっくりご覧になってください😄
管理人タロってどんな人❓自己紹介記事はこちら⬇️
管理人タロがルノルマンについてあれこれとおしゃべりをしています⬇️
ルノルマンカードのリーディングのコツ全般の記事はこちらからどうぞ⬇️
個々のルノルマンカードの基本の解説記事はこちらからどうぞ⬇️
ルノルマンカードの組み合わせ一覧はこちらからどうぞ⬇️
グランタブローの徹底解説記事はこちらからどうぞ⬇️
グランタブロー以外のスプレッド解説記事はこちらからどうぞ⬇️
管理人タロの日常のリーディング3枚読みの記事はこちらからどうぞ⬇️
3枚読みに必要となる基本知識はこちらの記事どうぞ⬇️