【はじめに】
このカード解説基本編では、私が普段リーディングをする上で、ルノルマンカードの世界観をどのように理解し、どうやって解釈しているのかを順番に紹介したいと思います🧑🏫
解釈については主語・述語・修飾語や、対人・金運・健康・仕事などの観点から分類・整理をしている本がたくさんありますが、私はそうした分類を一生懸命に覚えることよりも、カードの世界観とそこから生まれる基本となるkey wordを何も見なくてもスラスラっと話せるくらいに体に染み込ませることが大事だと思っています。なぜなら、私たちのリーディングの土台となってくれるのはカードの世界観とそこから導かれる基本的な解釈だからです😊
それでは本編をどうぞ。
ルノルマンカードの世界観を理解し、リーディングをする上でのヒントとなるのが、ルノルマンの由来となっている『希望のゲーム』です🎲このゲームのプレーヤーは、止まったマスのモチーフとルールを通して、道徳観や知恵、家族、世の中の仕組みといったものを学んでいくことになります。『希望のゲーム』のマスに描かれているモチーフとルノルマンカードに描かれているモチーフは一致しているため、『希望のゲーム』から読み取れる物語は、ルノルマンの世界観に通じています。そんなルノルマンの物語からまず見ていきましょう🧑🏫
【14狐🦊のカードの物語】
あなたは他人にうまく利用されてしまいました。あなたの善意を逆手にとられたのです。相手の方が一枚上手だったといえます😫💦あなたは一つ賢くなりました。あなたも、あなた自身の利益のためにうまく立ち回ることを覚えたからです。
【カードの世界観】
ルノルマンカードの14番目の狐は、ちょっと悪賢そうな顔をした狐が川辺を歩いている様子が描かれています🦊
人の気配が感じられる場所に描かれることの多い犬のカードとは異なり、狐のカードは野生の環境の中にいる様子が描かれているものが多いように思います。
狐の環境への適応能力は非常に高く、その優れた視覚、聴覚、嗅覚を生かして獲物を狩り、時には獲物を欺いて仕留めることもあります。
狐の警戒心は強く、学習能力が高い上に、餌場の情報を正確に記憶するため、人間からエサをももらえる場所も熟知しています。
そのような狐の賢さや能力が、狡猾や悪賢い、といったようにネガティブに評価されるのは何故なのでしょうか?
イソップ童話に出てくる狐はズル賢い生き物として登場しますし、日本にも狐が変身して人を化かす昔話がたくさんあります。
そうした伝承が狐の悪賢いイメージの原因になっているのかもしれません。
また、ルノルマンに影響を与えたとされるフランス中世期の寓話「狐物語」の主人公レナードは嘘や裏切りの常習犯ですので、狐のイメージがネガティブなものになるのも納得です。
ルノルマンカードの由来となった「希望のゲーム」においても、14番の狐のマスに止まったプレーヤーは、悪賢い狐が騙して道に迷わせるのでそこから逃げないといけないとされており、5番の木のマスまで戻らないといけませんでした。
本来、狐の持つ賢さや知恵、能力は厳しい野生の環境を生き抜くためのものであり、狐からすれば生存のためにやっていることなので善も悪もありません。
狐のカードを、伝承や元のゲームの由来からネガティブな意味で解釈をしなければならないとしても、蛇のカードほどの悪意を込めて解釈する必要はありません。
【世界観から導かれるkeyword】
狐のカードの世界観から導かれるkeywordは、狐が持つ知恵や賢さと、元になっている希望のゲームの由来と組み合わせて「悪賢い」となります。
悪賢いという言葉から連想して「狡猾な」「陰謀」「不正」「騙す」「不誠実」といったネガティブな言葉が生まれます。
狐のカードが出た時には、貴方の知らないところで何らかの不正や騙し、ごまかされた事態が進行している可能性がありますので警戒を怠らないようにしてください。
また、狐が本来もつ性質や能力からは「賢い」「巧みな」「抜け目ない」「生き残る」「用心深い」といった言葉が生まれます。
狐が、その能力を生かして獲物を狩ったり、オスとメスが協力して子育てをしたりする様子は、人間が自身の生活や家族を養うために、持てる能力を発揮して仕事に従事する様子と重なります。
このことから狐のカードは「仕事」や「雇用」をリーディングする際のkey cardとする基本書もあり、私もこれに習っています。
狐のカードから仕事の意味を読み取る場合には、私は、悪賢さというネガティブな意味を読み込まず中立のカードとして読むようにしており、他のカードとのコンビネーション読みで仕事に関してポジティブ・ネガティブを判断するようにしています。
もし、仕事にフォーカスを当てて読む場合、会社内での出世競争やライバル先との争いに勝ち抜くためにはキツネが持つ賢さや強かさにならい、時には相手の裏をかいて、出し抜くことも必要です。
ですが、そうした行為によって出し抜かれた相手からすると、貴方のことを卑劣に感じたり、騙されたと思い、貴方をキツネとして認識するおそれがあることを教えてくれているのかもしれません。
【発展解説:狐と他のカードとの関係性】
Q1:狐はグランタブローでどの位置にでると良くないとされていますか❓
狐がシグフィニケーターの近くに出ると、周囲の人に不信感を抱く兆候があるとされ、貴方を利用しようとする人がいるため警戒するよう促しています。
Q2:狐と関係が深いカードは何ですか❓
ルノルマンの源流である「希望のゲーム」では狐のマスに止まったものは、狐に惑わされないように木のマスまで戻らないといけませんでした。そのため、狐のカードあるいは狐のハウスに配置されたカードの悪影響を回避するためには、5木🌳のカードまたは5木🌳のハウスに配置されたカードがポイントとなります。
【カードの属性】
1枚引きで狐のカードが出た場合には、私はChallenging /挑戦(No)のネガティブカードとして解釈するようにしています。但し、狐のカードを仕事のカードとして扱う場合にはその意味は中立的に解釈するようにして、他のカードとの組み合わせでポジティブ・ネガティブの属性を判断します。
狐と他のカードのとの組み合わせ実例一覧はこちらをどうぞ⬇️
次回はルノルマンカードの15番目のクマのカードを解説します。
【他のカード解説基本編はこちらをどうぞ。】
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