ルノルマンのお部屋

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徹底解説:ゼロから学ぶルノルマンのハウス読みマスターへの道・下巻(応用編)。初心者🔰でも大丈夫❗️ハウスの読み方のコツを一から丁寧に解説します🧑‍🏫

【特別な関係にあるハウスのペアを押さえよう】

さてハウス読みマスターへの道・下巻では、特別な関係にあるハウスのペアから押さえていきたいと思います。ハウスの効果はハウスに配置されたカードにのみ及び、ハウス同士で影響を与え合うことはなく、お互いに独立しています。

しかしながら、あるAのハウスの意味や効果と別のBのハウスの意味や効果が密接に関係している場合があるのです。

例えば、6雲🌤のハウスに配置されたカードには、突然の天候悪化により先が見えず混乱しているかのような状況が付与されます。この状況を脱するためにはどうすれば良いのか❓その答えを知るためのハウスは2番の四つ葉🍀のハウスに配置されているカードなのです。

どうして、そう言えるのでしょうか❓

それはルノルマンの原点である『希望のゲーム』にまで遡る必要があります。
ルノルマンの歴史に関する特集記事はこちらをどうぞ😊⬇️

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『希望のゲーム』では6番の雲🌤のマスに止まったプレイヤーは突然の雷雨によって2番の四つ葉🍀のマスまで戻らないといけないというルールがありました。この歴史的な背景から、6番の雲🌤のハウスに配置されたカードに混乱が訪れた時に、その問題に対処する方法が2番の四つ葉🍀のハウスに配置されたカードを読み解くことでわかるという関係が生まれます。

こうしたハウス同士の関係性は他にもありますので押さえていきましょう。

©︎pixies astounding lenormand
  • 3番の船⛴のハウスは配置されたカードに前進している状況を付与しますが、前進する先はどこなのかを知ろうと思うと、12番の鳥🐥のハウスに配置されているカードを見るとよい関係にあります。これは『希望のゲーム』では、3番の船⛴のマスに止まったプレイヤーは美しい鳥が棲むといわれるカナリア諸島(12番の鳥🐥)のマスまで一気に進むことができるというルールに由来しています。
  • 14番のキツネ🦊のハウスは配置されたカードに貴方を夢中にさせる効果、あるいは戸惑いを与え、その根底には何か誤りが存在している可能性があります。貴方がそこから脱出しようと思うと、5番の木🌳のハウスに配置されているカードを見るとよい関係にあります。これは『希望のゲーム』では、14番のキツネ🦊のマスに止まったプレイヤーは悪賢いキツネに迷わされないように5番の木🌳のマスまで戻って隠れるというルールに由来しています。
  • 11番の鞭🪢のハウスは配置されたカードに不和や衝突の意味を付与しますが、これを解決するための方法は、13番の子ども👦のハウスに配置されたカードを見るとよい関係にあります。これは、『希望のゲーム』では、11番の鞭🪢のマスに止まったプレイヤーは罰を受けないようにコインを2枚費消して13番の子ども👦部屋へと避難することができたというルールに由来しています。
  • 21番の山⛰のハウスは配置されたカードに障害を与えますが、この障害を回避するための方策は22番の道🛣のハウスに配置されたカードが表しています。もっとも22番の道のハウスに配置されたカードは、この障害に対して向き合わないでやり過ごそうとする場合や、あるいは誤った判断をした場合と関連しているカードであり、山を超えて先へと進む道ではなく、私たちが障害へと臨む前の段階へと戻る道となります。
    そして、道のもどる先には、私たちが障害への対応策を考える起点となるコミニュティ(20番の庭⛲️のハウス)へと繋がります。これは『希望のゲーム』では、22番の道🛣のマスに止まったプレイヤーは、気づかない間に21番の山⛰のマスの横を通って20番の庭⛲️のマスに戻るというルールに由来しています。
  • 26番の本📕のハウスは配置されたカードに秘密の意味やあるいはまだ知ることができていない状況を付与しますが、20番の庭⛲️のハウスに配置されているカードがそれを知るための手がかりがある場所を表しており、質問者の社会生活に起因する何かを意味しているという関係にあります。これは『希望のゲーム』では、26番の本のマスに止まったプレーヤーは魔導書の力により20番の庭⛲️のマスに戻るというルールに由来しています。
【高等テクニックであるハウスの連鎖をマスターしよう】

ここからは『ハウスの連鎖』と呼ばれる、ハウス法を連続して用いることでより深いリーディング結果が得られる手法をご紹介します。

  1. まず、シグフィニケーターやキーとなるカードが配置されているハウス(ここでは「ハウスA」と呼称します。)を確認します。
  2. シグフィニケーターやキーカードに対してハウスAによる意味や効果を付与します。
  3. ハウスAが表すカードAが本来のハウスAの位置ではなく、どこの位置にあるのかを確認します。
  4. ハウスAが表すカードAがハウスBの位置にあるとすると、カードAに対してハウスBによる意味や効果を付与します。
  5. ハウスBが表すカードBがハウスCの位置にあるとすると、カードBに対してハウスCによる意味や効果を付与します。
  6. 同様にハウスCが表すカードCを探して同じ手順で解釈をつづけていきます。
  7. 問題となっているカードの深掘りができたと判断した段階で連鎖を止めてもらうか、シグフィニケーターやキーカードが配置されている出発点のハウスAまで戻ってきたら連鎖は終了です。

この『ハウスの連鎖』は一体なにを目的としたリーディングなのでしょうか❓また、ハウスの連鎖をどこで止めて良いのかわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は『ハウスの連鎖』に次のようなイメージを持っています。

ハウス読みマスターへの道・上巻において、私はハウス読みは主役ではなく、主役のリーディングを引き立てる名バイプレイヤーのようなものだと述べました。例えば主役がどんな人物なのかを知ろうと思った時に一番手っ取り早く知る方法は主役にインタビューをして直接話を聞く、あるいは主役を直接見てみることですよね❓ですが主役にインタビューをして直接情報を得ることが難しい場合だってあり得ます。そんな時に主役を引き立てる脇役から主役についてかたってもらったらどうなるでしょう。ある脇役Aは主役のことを『格好いい。』と述べ、ある脇役Bは『背が高い。』と述べ、これをくりかえしていくことによって主役の人物像は固まっていくのです。

ハウスの連鎖とは、このように主役となるカードのリーディングがしづらい場合(例:質問者が端に出ているような場合など)に、周辺の事情を積み重ねて深掘りしていくという手法です。

そのため、ハウスの連鎖を途中で止めるということは、深掘りしたいカードの内容を周辺事情からある程度知る事ができたことを表しており、出発点のハウスに戻ってきたという状況は、周辺事情をほぼ調べ尽くしたような状況であると言えます。

それでは次の章で『ハウスの連鎖』をグランタブローの実践を通じて押さえていきましょう。

【ハウスの連鎖の実践練習】

『ハウスの連鎖』の実践練習として以下のグランタブローを使いたいと思います。

©︎pixies astounding lenormand

こちらの題材ですが『グランタブロー遠近法マスターへの道・下巻』の実践例でも使わせて頂いたものになります。出典はケイトリン・マシュー氏著の「The complete lenormand Oracle handbook」の練習問題40の2となります。

ケースの内容は「ジェニーは、20歳になっていますが実家暮らしでパートタイムの仕事を頑張っています。彼女はちょっと世間知らずなところがあります。そんな彼女は、教会で出会った異人種の青年に恋をしました。彼女の両親は、青年との交際には反対しており、彼女の気を彼からそらすか、彼の影響から引き離そうと躍起になっています。」というものです。

今回はハウスの連鎖に焦点を当てたいと思いますので、彼を表す紳士のカードに着目してハウスの連鎖を使って彼を取り巻く状況を深掘りしていきましょう。紳士のカードは一番右側の列に配置されているため、X軸ラインの未来の部分にはカードが何もなく、9枚読みをするのにも紳士の周囲にはカードが5枚しかなく枚数が不足しています。そこでハウス読みをすることで情報不足を補おうと思います。

©︎pixies astounding lenormand
  • 28紳士👨のカードは16番の星✨のハウスにあります。
    →このことから彼は胸に希望を抱いているようです。
  • 16番の星のカードは4番の家🏠のハウスにあります。
    →彼の希望は、安心して暮らしたい、守られる場所が欲しいというものです。
  • 4番の家🏠のカードは20番の庭⛲️のハウスにあります。
    →彼が守られたいのは、彼が所属するコミニュティや生活圏全般のようですね。彼はコミニュニティ内で何か辛い思いをしているようです。
  • 20番の庭⛲️のカードは21番の山⛰のハウスにあります。
    →彼に辛い思いをさせているコミニュティには、彼にとって何か大きい障害があるようです。
  • 21番の山⛰のカードは17番のコウノトリ🕊のハウスにあります。
    →彼はその障害を越えていこうとしていますが、果たして超えられるでしょうか。

このような感じでハウスの連鎖をみていきます。
その効果のほどはいかがでしょうか❓
彼を表す紳士のカードは右端に出ており、未来の部分が読みとおせず、9枚読みをしようにも不十分なカードの枚数しかありませんが、ハウスの連鎖を駆使することで、彼の情報をある程度まで読み込むことができたといえるのではないでしょうか😊

【おわりに】

グランタブローのハウス読みマスターへの道・2部作はいかがだったでしょうか😄
ハウス読みはサポート的な役割を持つリーディング方法ですが、うまく使いこなすことでリーディングに厚みと深みをもたらしてくれます。
ハウス読みに限らず、ライン読みや遠近法、紳士・淑女の顔の向きなどグランタブローには様々なリーディング方法がありますが、いずれもグランタブローをどういった切り口で切り取って読むのかの違いでしかありません。そこに優劣はないのです。
自分が使っているリーディング方法でいったい何を読み取ろうとしているのか、それはどう言った理由でそのように読み取ることができるのかを押さえておくことで、リーディング力は飛躍的に向上します⤴️
今回の記事が皆さまのルノルマンリーディングの一助になればとても嬉しいです

以上、お読みいただきありがとうございました🔚

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