ルノルマンのお部屋

ルノルマン占いが大好きな管理人タロが運営するルノルマン占い専門のブログです。

【徹底解説グランタブロー🔮】:リーディングでもう迷わない❗️過去・現在・未来の時間の意味と読み方を教えます🧑‍🏫※無料動画講座付き

【グランタブローでの過去・現在・未来の意味と読み方をバッチリ解説します👌】

今回の記事ですけれども、ルノルマン占いの花形スプレッドであるグランタブローで過去と現在と未来の時間の区分を採用するリーディングについてお話をしたいと思います😊

このテーマを選んだ理由ですが読者のA様から頂いた次の質問がきっかけとなっています。

  • 『淑女が右上の位置に出ており、未来は白紙であると解釈できる位置とのことですが(タロ注※未来がないと言う意味ではありません。)、冒頭3枚のカードや仕事のキーカード(14狐🦊)からのライン読みでは淑女の未来を読んでいるように思いまして、グランタブローでの時間軸はカード毎に適宜変えて読むと良いのでしょうか?』

A様、いつも鋭いご質問ありがとうございます🙇‍♂️

こちらがそのグランタブローを一部抜粋したものとなります。

©︎pixies astounding lenormand

ここではグランタブローの時間軸に関するご質問のみを取り上げることとし、私なりのアンサーをご紹介させて頂きます😄

【問題の所在の確認💡】

それでは問題の所在を確認してみましょう。

まず、グランタブローで時間軸(過去・現在・未来)を採用し、シグフィニケーターである淑女を起点にして過去・現在・未来を分ける考え方を採用すると一般的にはこうなります。

淑女の左側が過去、真ん中が現在、右側が未来ですね。

©︎pixies astounding lenormand

私が、冒頭3枚読みからリーディングの雰囲気を掴み(淑女から見て過去の位置であることは意識せず。)、さらに仕事のキーカードである狐や鍵のカードにフォーカスを当てて、それぞれのカードを起点にした時間軸を採用して解釈したところ、淑女👩を起点とした時間軸と狐🦊らを起点として時間軸との間に矛盾が生じているように感じられたのだと思います。

©︎pixies astounding lenormand

まず、このご質問の何がすごいかと言うと、こうした問題点について違和感を覚えても、その感覚をきちんと言語化して質問までされているのがスゴイです❗️

さらには、その矛盾を解決する手段として、カード毎に時間軸を変えて読んでいるのですか❓とリーディング手法を簡潔にまとめて頂いているので、私からは『はい、そのとおりです。』としか言うことがありません(笑)

でも、ここで終わってしまったら、当ブログらしくないですよね💦うちのブログのモットーは、ルノルマン占いで生じた疑問は、たとえ答えが出なくても徹底的に考え抜くことにありますから❗️

【質問者のカードを起点にして時間軸を固定するリーディングについて⏰】

まず、この質問を考える上でのポイントは、質問者のカード(28紳士or29淑女)を起点にして過去・現在・未来の時間軸を一度採用したらずっと固定しなければいけないのか❓ということになります。

©︎pixies astounding lenormand

この考え方を採用されているルノルマンリーダーの方もいらっしゃいますので間違いというわけではもちろんありません❗️

この考え方を採用した場合は、質問者のカードの過去の位置に何かのキーカードが出ている場合も過去にあった出来事として読んでいきます。

今回の場合ですと、例えば仕事のキーカードである14狐🦊のカードは淑女👩から見て過去の位置に出ているので、過去にあった仕事に関する出来事として読んでいくことになりますね。

ただ、一度設定した時間軸を固定する手法を採用した場合には、使えない(非常に使いづらい)手法というのが出てきます😥

例えば、冒頭3枚のカードからリーディングの雰囲気を掴む手法や、四隅のピンカードからリーディングの全体像を見る、という手法だと、配置によっては冒頭3枚のカードを全て過去のものとして解釈しなければならない場合や、四隅のピンカードだと過去と未来がごちゃまぜになってしまうこともあり、非常に読みづらいですよね💦

ハウス読みだって、ハウスの連鎖を行った場合には過去と現在のカードを行ったり来たりしてまともなリーディングにならないと思います。

なので、私が時間軸を固定する方法を採用するとしたら、ライン読み(X軸とY軸)と、遠近法(カード同士の遠近と上下左右の配置で読む)の組み合わせに限定すると思います。

質問者のカードが右端に出た場合に、リーディングをやり直すという考え方と親和性が高いのも時間軸を固定する考え方の大きな特徴です🤔

なにせ、質問者の未来を予測する、あるいはより良い未来に向けて助言をもらうのがルノルマン占い🔮の醍醐味であるのに、カードの右側に何もカードがなければ、一事が万事、過去の出来事の分析とそれに基づく将来に向けた予測となってしまい、ルノルマン占いの強みと魅力が半減してしまうからね💦

あと、この時間軸を固定する考え方はタロット占いの読み方に近いものがあると思います🔯

私はタロット占いにそれほど詳しくないので、あまりものは言えないのですが、タロット占いのスプレッドではカードが配置される位置ごとに付与される意味(過去や現在、未来)が固定されている印象があります。

なので、タロットが得意とか好きな方と親和性が高い手法だと私は思います。

【カード毎に時間軸を変えるリーディングについて⏰】

もう一つの時間軸の考え方は、カード毎に時間軸を変えて読む、という方法ですね。

淑女を起点とした場合は、淑女の左側にあるカードは過去の出来事を表すカードとして読みます。

©︎pixies astounding lenormand

他方、狐や鍵のカードを起点にして読む場合には、それらのカードの右側のカードを未来の出来事を表すカードとして読みます。

©︎pixies astounding lenormand

私はこちらの考え方を採用しています😄

これには理由があって、やっぱり時間軸を固定してしまうとリーディングがすごく硬直的なものとなり、やりづらいというのがあります。

私はグランタブローでは冒頭3枚の導入部や四隅のピンカード、キーカードを中心とした9枚読み、ハウス読みといった複数の手法を組み合わせてグランタブローを読むのですが、それぞれ着目するカードごとに、質問や文脈に応じて時間軸を変えて読むことでとても読みやすく感じるのです👌

このようなカード毎に時間軸を変える読み方が許される理由について、ルノルマンの歴史からご説明したいと思います。

ルノルマン占いが誕生した当初は過去・現在・未来という時間軸の考え方は採用されておらず、カード同士の遠近と上下左右の配置によってリーディングを行う『遠近法』がメインでした。

©︎pixies astounding lenormand

その後、他のカード占いの影響を受けてルノルマン占いでも質問者のカードの顔の向いている方を未来、背を向けている方を過去として読む考え方が生まれました。

©︎pixies astounding lernomand

そして、顔の向きで時間の流れる方向を決めるのではなく、文章を自然と読むように、質問者のカードの顔の向きに関わらず、質問者を起点として左から右へと時間が流れる考え方が採用されるようになりました。

このように、歴史的にみるとグランタブローで過去・現在・未来の時間を読み取る方法には、絶対のルールや正解がないということは押さえて置く必要があると思います。

そうするとグランタブローにおける時間軸の考え方に正解がない以上は、読み手が自由に自分なりのルールをきちんと決めればいいということになるんです❗️

次の章ではグランタブローでの時間の捉え方について、著名なルノルマンリーダーの方々がどのような捉え方をしているのか、その著書を参照しながら解説したいと思います。

【著名なルノルマンリーダーの考え方に学ぶ🧑‍🏫】

まず、グランタブローにおいて過去・現在・未来の設定の仕方に正解はないと真正面から答えた書籍をご紹介します。
マーカス・カッツ/タリ・グッドウィン氏著「ラーニング・ルノルマン」(株式会社フォーテュナでは、ルノルマンの時間の設定の仕方について次のように述べています。

  • 『ここでどうしても考えておかなければならないのは、「リーディングの際、どこを過去とし、どこを未来とするか」という問題である。だが、結論から言えば、これについての正しい答えは存在しない。』『最終的にあなた自身が自分なりのやり方を決めていかなければならない』(p183)。

この記載からは、ルノルマン占いにおける時間軸の設定は読み手の判断に委ねられていることが分かります😊

そして、私のルノルマンリーディングの土台となっているケイトリン・マシュー氏はその著書『COMPLETE LENORMAND ORACLE HANDBOOK』において次のとおり述べています(p246−247)()内はタロ翻訳。

  • 『Remember particularly that in tableau reading
    you will be reading the cards in many different
    ways:(ルノルマン占いではいろんな方法でカードを読むことがあることを覚えておいてください。)
  • Position within the tableau(グランタブローで配置された場所)
    Relationship to the Significator or topic card(質問者のカードと焦点となるカードの関係)
    Mirroring and Knightingミラーリングとナイティング)
    Place in time in terms of past, present, or future(過去・現在・未来の時間軸での位置)
    Influence or trajectory in the unfolding sequence using diagonals(対角線を利用した読み方)
    Position on House (ハウス法)
    Heart of the Piquet and Seasonal Selection(カードの心臓部と季節の選択)』
  • It is really important to appreciate that one card
    may reveal more than one side of itself within
    this examination. Do not be afraid to explore and
    interpret cards in ways that help the client under
    stand the reading in greater depth.』
    (大切なことは一枚のカードに対して複数の読み方ができるということです。質問者がより深くカードを理解できるように、カードの意味を探求し続け、解釈することを恐れないでください。)

ケイトリン・マシュー氏は、ルノルマン占いでは1枚のカードが読み方を変える度にいろんな意味を持つことを肯定しており、時間軸もその例外ではなく、1枚のカードが複数の時間軸を持つことを肯定しており、1枚のカードの役割を変えて読むことを恐れる必要はない、と言ってくれています😄

カードの役割を変えて読むという点をもう少し深く理解するために、先ほどご紹介した『ラーニング・ルノルマン』から次の記載を引用したいと思います(p65)。

  • 『ルノルマンの要となるL(※タロ注*ルノルマン)の言語を学んでいく場合、カードのそれぞれのキーワードは、まだ灯りのつけられていない複数の電球のようなものとしてみなすべきだ。「狐」が「塔」とは異なるように、それらの電球の色は異なる。だが、それらが電球に接続されない限り、それぞれの固有の光を放つことはない。』

これを私なりに理解すると、グランタブローで配置された36枚のカードの電球が全てが同時に光る、すなわち36枚全てに同時に焦点が当たることはありません。あるカードに焦点を当てて読もうとして初めて、そのカードが起点となって光を放つようになり、周囲のカードを照らすのです💡

そして、起点となるカードを中心にしてX軸・Y軸のライン読み(過去・現在・未来)やハウス読み、9枚読みといったものが可能となります。

この時、焦点が当たっていないカードは電球がオンになっていないため、光を放つことはなく、他のカードにも影響を及ぼす時間軸を設定することはありません💡🙅‍♂️

これを今回の質問に当てはめてみると、淑女👩のカードに意識を向けてリーディングをするときには、淑女👩のカードの電球をオンにした状態といえます。これにより、淑女のカードを起点として光が放たれて周囲のカードを明るく照らしします💡
この時、狐🦊のカードや鍵🗝のカードは淑女👩のカードの光によって照らされている状態であり、狐🦊と鍵🗝のカードの電球はオンになっているわけではありません。そうすると、狐のカードや鍵のカードを起点にした時間軸は考えなくても良いと言うことになります。

©︎pixies astounding lenormand

逆に狐🦊や鍵🗝のカードに意識を向けてリーディングをするときには、狐🦊や鍵🗝のカードの電球をオンにした状態といえます。これにより、それぞれのカードを起点として光が放たれて周囲のカードを明るく照らしします💡
この時、狐🦊のカードや鍵🗝のカードが淑女👩のカードを光によって照らしている状態であるといえ、淑女👩のカードの電球はオンになっているわけではありません。そうすると、淑女👩のカードを起点にした時間軸は考えなくても良いと言うことになります。

©︎pixies astounding lernomand

このようにグランタブローのリーディング時に読み方を複数導入することについて、日本を代表するルノルマンリーダーの一人である香先生はその著書「ザ・ルノルマンカード」において次のとおり述べています(p189)。

  • 「グランタブローのライン読みが難しいから、途中でハウス読みに変えた・・・・・というのは一応NGにしています。」

これは場当たり的なリーディングは駄目ですよ、と言っているのであって、複数の読み方を否定しているわけではありません。実際、香先生も同著において、答えが歪んで質問者に伝わることを避けるためにNGにしているのであって、NGなのは「最初の設定にどちらかしか入っていない場合を指します」としています。

つまり、リーディングの当初から自分なりのルールを確立していれば、ライン読みと他の読み方を組み合わせても問題ない、ということです。

このように著名なルノルマンリーダーの考え方に触れてみると、皆さん、それぞれに時間軸のルールを策定されていて、唯一絶対の正解がないということが良くわかります😄

次の章でいよいよまとめに入ります。

【本記事のまとめ】

さて、今回の記事はいかがだったでしょうか❓

グランタブローの時間軸に関する私なりの理解をお伝えさせていただきました🧑‍🏫

結局のところ、過去・現在・未来の配置で混乱する原因というのは、複数のカードに同時に焦点を当ててしまっていて、それぞれのカードが放つ光が重なり合ってしまい、眩しすぎて読めなくなっている状態だといえます😵💦

そんな時は、自分が今読もうとしているカードはどれなのか、1枚1枚、丁寧に押さえていくことで混乱はおさまると思います。ルノルマン占いでは1枚のカードがいろんな読み方をされるので、その特性を理解すれば、前に別の手法で読んだ内容を無理やり踏襲しようとして読みづらくなる事態も避けられます👌

今回の記事を書くに当たって、基本書からおさらいして、毎日ウンウン唸って考えていましたけども、すごく勉強になりました。

今回の記事が読者の皆さまの何か参考になればとても嬉しいです🎶

それでは次回の記事でまたお会いしましょう👋❤️

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