【はじめに🧑🏫】
さて、今回の記事では26番の本📕のカードについて徹底解説してきます😄
本📕のカードは一般に知識や教育、知性を象徴するカードとして扱われていますが、これはご存知のとおり、私たちにとって本が知識や教養を得るための重要な道具であることに由来しています。
また、ルノルマンカード占いでは、本📕のカードを重要な計画や仕事のプロジェクトなどのテーマカードに設定する場合もありますので、お仕事についてリーディングをする時に本📕のカードは活躍することが多いかと思います🗒
それでは、恋愛や人間関係を見るときに、本📕のカードはどのような役割を果たすのでしょうか❓それは、本📕のカードが、『秘密』というキーワードに代表されるような、私たちに知られていない事実や情報、隠されていたり、欠落している事実や情報を意味することで、その効果を発揮するのです❗️
例えば、大好きな相手のことは一から十まで何でも知りたいと思うのは自然なことですけれども、人は誰しも秘密の一つや二つを持っているのが当たり前ですよね❓
相手のことを何でも知れば良いというものではありません💦
そうした時に本📕のカードをうまく使うことで、自分に関係のある重要な秘密が何なのかを整理して探ることができます😊
今回はそんな本📕のカードの持つ『秘密』というキーワードについて取り上げてみたいと思います。
【本📕のカードが表す『秘密』について㊙️』
本📕のカードが『秘密』を表すのはその歴史的な背景にあるとされています🤔
例えば古代の文明では書物(※紙に限らない)を入手できるのは王族に限られており一般市民が書物を手にする機会はなかったことや、中世ヨーロッパでも書物に用いられていた言語を一般市民は理解することができず、書物を読めるのは貴族や教会関係者などの一部の者に限られること、書物には一般に公開されない貴重な情報が多く含まれていたことから『秘密』というキーワードが生まれたと考えられます。
本に記録されるのは知識や情報だけでなく、著者の思考や感情も記されていることから、本📕のカードの『秘密』の対象となるのは事実や情報のみならず人の気持ちや感情、思考も含まれると解釈することができ、『秘密』の意味を整理すると次のようになります。
- 一つ目の意味は、私たちが知らない情報や事実関係、知識を表します。
- 二つ目の意味は、私たちが知らない、人の隠された感情や思考を表します。この思考や感情は他人のものの場合もありますし、私たち自身のことで自覚していないものを示す場合もあります。
- 三つ目の意味は、私たちが所属しているコミニュティや集団、組織、生活圏の中で隠されている情報を指す場合があります。
次の章では本📕のカードの『秘密』の解釈の方法についてお話ししたいと思います。
【本📕のカードの『秘密』の解釈の方法について🧑🏫】
本📕のカードが秘密にしているものは何かを探るためには、ワンオラクル(1枚だけ)では難しく、周囲のカードや複数のカードを組み合わせて読み解いてあげる必要があります。
通常、本のカードは右側を開くように描かれており、本の背表紙は左側を向いているものが多いかと思います。
この場合、伝統的な解釈として、本の左側にあるカードが秘密にされているものを意味します。また、ルノルマンカードによっては開いた本が描かれている場合もあり、その場合は、上にあるカードは真下にあるカードに強い影響を与える、という考え方から、本のカードの真下にくるものを秘密にされているものとして扱う方法があります。
幾つか『秘密』の解釈の例を挙げてみたいと思います。
- ①私たちが知らない情報や事実関係を表す場合
27手紙📮と本📕:手紙は情報や知識を伝えるものの意味があるので、これが本📕のカードによって秘密にされている状態を表します。
©︎pixies astounding lernomand -
②私たちが知らない隠された感情や思考を表す場合
24ハート❤️と本📕:ハート❤️は愛情や情熱の意味があるので、これが本📕のカードによって秘密にされている状態を表します。
6雲🌤と本📕:雲🌤は混乱した思考や感情の意味があるので、これが本📕のカードによって秘密にされている状態を表します。
7蛇🐍と本📕:蛇🐍は誘惑や欲望の意味があるので、何かに誘惑されている、あるいは欲していることが、本📕のカードによって秘密にされている状態を表します。
©︎pixies astounding lenormand
③私たちが所属しているコミニュティや集団、組織、生活圏の中で隠されている情報を表す場合
公的なものや組織を意味する19塔🗼や、交流を表す庭⛲️と本📕の組み合わせが考えられます。もっとも、塔🗼や庭⛲️のカードだけでは秘密の内容を特定することが難しいため、③に限らず実際はハウスの連鎖や周辺のカードから更に本📕のカードの情報を読み取る必要があるでしょうね😄
次の章では本のカードが表す『秘密』の重要性を判断する方法についてお話ししたいと思います。
【本のカードの『秘密』の重要性を判断する方法について🧑🏫】
私たちがグランタブローやその他のスプレッドを展開した時に本のカードを『秘密』として読んで、毎回リーディングする必要があるのかな❓という問題をこの章では取り上げたいと思います。
私たちが知らない事実や情報、他人の気持ちなどは世の中に数え切れないほどあるため、これらを全て把握することは無理ですし、把握する必要も本来はないのですから、毎回、本のカードを『秘密』の意味で解釈する必要はないはずです😊
私たちがルノルマン占いでリーディングをする必要があるのは、私たちにとって重要となる『秘密』だけで良いのです❗️
その点、私のリーディングの土台となっているCaitlin Matthews(ケイトリン・マシュー氏)著「COMPLETE LENORMAND ORACLE HANDBOOK」にあります『本📕のカードが質問者の近くに配置されることで、本📕のカードは質問者にとって重要な秘密を表しており、それが明らかになると解釈することができます。それが遠く離れている場合、驚くほどの秘密が深く隠されていることを示しています。』(タロ訳)という一節はとても参考になります。
すなわち、本📕のカードが表す『秘密』の中でもとりわけ重要なものは私たち質問者のカードの近くに配置されるため、グランタブローであれば自然とリーディングをすることになるでしょうし、他のスプレッドでも本📕のカードが出るということは『質問者の近くに配置された。』と評価することができるため、重要な秘密として解釈する場合があるかと思います。
逆に、グランタブローで質問者からみて遠くの位置に本📕のカードが出ている場合や、他のスプレッドで本📕のカードが出ないということは、その秘密は私たちがまだ知らない事実や情報、人の感情や思考はすぐに重要となるものではなく、明らかになるにはまだ時間がかかるものとして扱うことができるため、無理に解釈をしてやる必要はないでしょう。
【応用編:本📕のハウスを活用するリーディング方法🧑🏫】
私たちがまだ知らない情報や知識、知られざる感情や思考にアクセスしたいものの、どのようにすれば良いのか分からない場合には、26本📕のハウスに配置されたカードを見ると良いかもしれません。そこに配置されたカードが、本📕のカードが表す秘密にアクセスする手段を表している場合があるからです。
また、26本📕のハウスと20庭⛲️のハウスは特別な繋がりを持っているといえます。
これは、ルノルマン占いの由来となっている『希望のゲーム』において、本📕のマスにとまったプレーヤーは、魔導書の力によって強制的に20庭⛲️のマスに戻るとされていたからです。
この背景にあるのは、歴史的にみて中世ヨーロッパではキリスト教の影響が強く、魔道書は好ましくないもの、知ってはならない情報が書かれているとされ、市民が魔導書にアクセスすることは好ましくないとされていた状況です。
つまり、26本📕と20庭⛲️のハウス同士の繋がりを見てあげると、禁じられた魔導書に触れようとした者は、一般市民の輪(いわゆる社会常識と呼ばれるもの)に強制的に連れ戻されているという光景を思い浮かべることができます。
まとめますと、26本📕のハウスに配置されたカードは『秘密』へのアクセス手段を表す場合があること、アクセス手段を用いて『秘密』を明らかにすることで、その秘密が社会的にどのように受け取られるかは20庭⛲️のハウスに配置されたカードが表していると言えます。
【まとめ🧑🏫】
今回の記事では本のカードが持つ『秘密』の意味に焦点を当てて解説してきました😊
私たちは『秘密』と聞くと好奇心をくすぐられてしまい、なんでも知りたくなりますが、私たちが知らないこと、気づいていないことは山ほどあり、それを全て知ろうとする必要はありませんし、知らない方が良いことも世の中にはたくさんあります。
本📕のカードをうまく使うことで、私たちが知っておいた方が良い事実や情報などをうまく整理して、それを探ることができるのです👌
また、気になるあの人が抱えている悩みや秘密をリーディングから読み取ることができれば、コミニュケーションを取る上で何かの参考になるかもしれません☺️
さて、今回の記事はいかがだったでしょうか❓皆さまのお役に立ててもらえたらすごく嬉しいです😍
それでは、また次回の記事でお会いしましょう👋💕
どうも、ありがとうございました🙇
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