【はじめに】
このカード解説基本編では、私が普段リーディングをする上で、ルノルマンカードの世界観をどのように理解し、どうやって解釈しているのかを順番に紹介したいと思います🧑🏫
解釈については主語・述語・修飾語や、対人・金運・健康・仕事などの観点から分類・整理をしている本がたくさんありますが、私はそうした分類を一生懸命に覚えることよりも、カードの世界観とそこから生まれる基本となるkey wordを何も見なくてもスラスラっと話せるくらいに体に染み込ませることが大事だと思っています。なぜなら、私たちのリーディングの土台となってくれるのはカードの世界観とそこから導かれる基本的な解釈だからです😊
それでは本編をどうぞ。
ルノルマンカードの世界観を理解し、リーディングをする上でのヒントとなるのが、ルノルマンの由来となっている『希望のゲーム』です🎲このゲームのプレーヤーは、止まったマスのモチーフとルールを通して、道徳観や知恵、家族、世の中の仕組みといったものを学んでいくことになります。『希望のゲーム』のマスに描かれているモチーフとルノルマンカードに描かれているモチーフは一致しているため、『希望のゲーム』から読み取れる物語は、ルノルマンの世界観に通じています。そんなルノルマンの物語からまず見ていきましょう🧑🏫
【26本📕のカードの物語】
あなたはたくさん学び、知ることで自分の世界が広がっていくのを感じています📚あなたは自分の世界を広げようと思えば、いつでも未知の世界に飛び込んでいき、学んで知ることができる立場にあったのです。
【カードの世界観】
ルノルマンカードの26番目の本は、1冊の赤い表紙の本が閉じられた状態で置かれているのが描かれています📕
本のタイトルは書かれておらず、厚みもそれほどありません。一体何の本なのでしょうか。
ルノルマンカードの元となった希望のゲームでは本のマスに止まったプレーヤーは「魔道の手引書(グリモワール)」の魔力によって20番の道のマスへと強制的に戻されるとされていました。
グリモワールの言葉の由来は文法を意味するフランス語から派生したとする説があります。
それではグリモワール=魔導書のイメージはどこから来ているのでしょうか。
当時、ラテン語で書かれた書物が多くありましたが、ラテン語を読むことができる人は聖職者などの限られた知識人だけでしたので、自然と本には秘教や奥義が書かれているというイメージが出来上がり、魔法の言葉とリンクしてグリモワール=魔導書という構図できたのだと考えられます。
このことから、本が意味する秘密とは、本来、誰でもアクセスできるものなのに、それを読み解くのに必要となる一定の知識や技量が備わっていないばかりに、一般に知られることなく、秘密として扱われてきたもの、ということができます。
また、現在の紙でできた本が発達した経緯ですが、まず言語としての文字が生まれると、それまで口頭で伝わっていた伝承や情報が文字で伝わるようになりました。
それをまとめて記録するために獣の骨や粘土板、木の皮に文字を書いて記録するようになり、東洋でも竹簡と呼ばれる竹を括ったものに文字を書くようになりました。ちなみに本の数え方である冊という単位はこの竹簡に由来しています。
その後に扱いやすい紙が発明され、1450年頃にドイツのグーテンベルクが活版技術を発明するとたくさんの本が印刷されるようになり一般人にも普及していったとされています。
本の種類は小説やノンフィクション、図鑑やエッセイ、実用書など実に多彩です。
本を通じて私たちは新しい知識を得たり、他者の考えに触れたり、他人の経験から学んだりすることができるので、本は人生をより豊かなものにしてくれる力を持っています。
【世界観から導かれるkeyword】
本のカードから導かれるkeywordは、本を通じて新たな物事を知ることができることから「知識」、それはまだ明らかにされていないことや知らないものです。
本は口伝の情報を文字として記録するためのものであったことから「記録する」「記憶する」という言葉が生まれ、記録された内容は当時一部の知識人しか扱えなかったことから「秘密」のもの、「隠された」もの、「謎」に満ちたもの、「知られていないもの」という言葉が生まれます。
私たちは本を通じて様々な知識を「学び」「知る」ことができ、「知性」や「賢さ」「思慮深さ」といったものを手に入れることができます。
本を用いて他人に知識を「伝える」ことや「教える」ことから「教育」とそれに関わる「講義」や「試験」「研究」といった言葉が生まれます。
本に書かれている内容は様々なものであることから「事実」「データ」「専門知識」「感想」「考え」「論評」「歴史」「物語」といった解釈も可能です。
もちろん「本」そのものや、「日記」や「ノート」といったものを表すこともあります。
このように本のカードは、知識や情報、考えや感情などが秘密にされている状態と、そうした知識などの秘密を明らかにして学んでいく状態の二つの相反する様子を表しています。
もし、本のカードの「秘密にする」と「秘密を明らかにする」ことの解釈の使い分けに迷ったら、慣れないうちは、リーディングで用いているカードの本が閉じている状態であれば秘密を強調するような読み方をし、本が開いている状態であれば、それまで知らなかった知識や情報、考えを明らかにして学んでいく、といった読み方をしてみるのも良いかもしれません。
本のカードは、貴方が成長するために新たな知識や考えを学ぶことを勧めており、新たな知識や考えが頭の中に定着し、記憶という形で蓄積されていくことで、できることが増えていき、人間としての魅力や幅が広がっていくことを教えてくれているのかもしれません。
【カードの属性】
1枚引きで本のカードが出た場合には中立的(neutral)に解釈するようにしています。
「中立的」とは、この先の展開を楽観的あるいは悲観的に捉えるのではなく、カードから得た気付きをきちんと実行に移す、そこから先のことは実行してから考える、という意味で私は捉えています。
本と他のカードの組み合わせ実例一覧はこちらをどうぞ⬇️
次回はルノルマンカードの27番目の手紙のカードの解説となります。
【他のカード解説基本編はこちらをどうぞ。】
【管理人タロへのご意見・感想・無料鑑定をご希望の方】
本ブログに関して「〇〇についてはどう思う?」といった質問から、「こんなことありました❗️」といったご意見や感想をもらえたら更新の励みになりますし嬉しいです😊
無料メール鑑定をご希望の方は、私の本職は別にありますので、すぐに結果をお渡しできないこともありますが私なりに一生懸命リーディングをさせて頂きます😊
ご意見などは、PC版の方は右下にある問い合わせフォームから、スマホ版の方は『読書になるボタン』の下に問い合わせフォームがありますのでそちらからどうぞ⬇️
なお、メール鑑定は私が本職の占い師さんではないことと、このブログの目的は純粋にルノルマン好きの方達と繋がりたくてやっていることなので、名目の如何を問わず費用をいただくことはありません。また、当ブログの目的である朗らかで楽しい交流の場に沿ぐわないと判断した方(攻撃的な方や病的な方、依存傾向のある方)のメール鑑定はお引き受けできない場合がありますので何卒ご了承ください🙇
【初めて当ブログにお越し頂いた方へ】
ルノルマンに関する記事を色々と取り揃えておりますので、ゆっくりご覧になってください😄
管理人タロってどんな人❓自己紹介記事はこちら⬇️
管理人タロがルノルマンについてあれこれとおしゃべりをしています⬇️
ルノルマンカードのリーディングのコツ全般の記事はこちらからどうぞ⬇️
個々のルノルマンカードの基本の解説記事はこちらからどうぞ⬇️
ルノルマンカードの組み合わせ一覧はこちらからどうぞ⬇️
グランタブローの徹底解説記事はこちらからどうぞ⬇️
グランタブロー以外のスプレッド解説記事はこちらからどうぞ⬇️
管理人タロの日常のリーディング3枚読みの記事はこちらからどうぞ⬇️
3枚読みに必要となる基本知識はこちらの記事どうぞ⬇️