【はじめに】
このカード解説基本編では、私が普段リーディングをする上で、ルノルマンカードの世界観をどのように理解し、どうやって解釈しているのかを順番に紹介したいと思います🧑🏫
解釈については主語・述語・修飾語や、対人・金運・健康・仕事などの観点から分類・整理をしている本がたくさんありますが、私はそうした分類を一生懸命に覚えることよりも、カードの世界観とそこから生まれる基本となるkey wordを何も見なくてもスラスラっと話せるくらいに体に染み込ませることが大事だと思っています。なぜなら、私たちのリーディングの土台となってくれるのはカードの世界観とそこから導かれる基本的な解釈だからです😊
それでは本編をどうぞ。
ルノルマンカードの世界観を理解し、リーディングをする上でのヒントとなるのが、ルノルマンの由来となっている『希望のゲーム』です🎲このゲームのプレーヤーは、止まったマスのモチーフとルールを通して、道徳観や知恵、家族、世の中の仕組みといったものを学んでいくことになります。『希望のゲーム』のマスに描かれているモチーフとルノルマンカードに描かれているモチーフは一致しているため、『希望のゲーム』から読み取れる物語は、ルノルマンの世界観に通じています。そんなルノルマンの物語からまず見ていきましょう🧑🏫
【15熊🐻のカードの物語】
あなたは、自分が熊のように強くはないこと、自分のものを守るために必要な力や勇気が欠けていることを感じ、それらを持っている人を羨ましく思っていました。ですが、本当に欠けていたのは、自分が持つ強さに目を向けること、そして、自分自身を信じて自分のものを守り抜こうとする勇気だったのです☺️
【カードの世界観】
ルノルマンカードの15番目の熊は、太い四肢と大きな体躯の熊がカードに描かれています。
熊は大きな体に鋭い爪と牙を備え、とても強い力を持っているため、真っ正面から熊と戦って勝てる野生動物はないとまで言われています🐻
熊は野生の中で生きており、本能のまま大きな力を振るいます。
その力に私たち非力な人間はなす術がありません。
熊は、通常、人間を好き好んで襲い、その力を好き勝手に振るうことはありません。
熊が、山や森で偶然に人間と遭遇し、驚いて攻撃をしてくることもありますが、これは熊の方も人間を怖がっている証拠です。
現在では人里と、熊の住処である森林の間の緩衝地帯が減っており、人と熊が遭遇する事が増えているといわれています。
熊は、人を襲うために人里に下りてきているのではなく、食べるものを求めて来ています。
熊は、自分の縄張りにあるものや捕獲した獲物に対して強い執着心を持つため、それを守るためなら幾らでも凶暴になり、私たち人間がうっかり熊のテリトリーに入ってしまった時は大変危険です。
人里で獲物にありついた熊は何度も餌を求めてくるようになるため、人間の暮らしを守るため、熊を駆除する、あるいは山の奥に返してやる必要があります。
母熊は守るべき子熊が近くにいるときに凶暴性が激しく増しますので、ただ子熊に近づくだけでも私たちを襲撃し、排除しようとします。
このように熊が持つ力は善も悪も関係なく本能のまま振るわれるため、私たちに制御することはできません。
【世界観から導かれるkeyword】
熊のカードの世界観から導かれるkeywordは「力」です。
その力には善も悪もなく何の色もついていない無色透明な中立の力です。
熊が持つイメージからは「強さ」や「大きい」「たくましい」「太った」「圧倒的な」といった力を連想する言葉が生まれ、縄張りや子熊を守ろうとする生態からは「守る」「保護する」「支配する」「蓄える」といった解釈が可能です。
熊が「蓄える」ものが食料であれば「栄養」や「食事」という言葉が生まれ、いきすぎると「肥満」となり、蓄えるものがお金であれば「貯蓄」や「財産」といった言葉が生まれます。
私たち人間の社会に置き換えて考えてみると、物理的な力のみならず、逆らうことのできない「権力」も力の一種といえます。
そこから、昔の「家長」、「経営者」「上司」といった地位の高い者や「高圧的な父親や母親」を指す言葉が生まれます。
何らかの対象を支配することから連想する言葉としては「独占する」、あるいは対象に「依存する」、対象を奪われたり、蓄えがあることに対して「嫉妬」するといった言葉も生まれます。
熊のカードは、力を振るうことに抑制的になるように警告してくれています。
人を振り回す力は誰もが持っているため、自分よりも目下の者や庇護化にある者に好き勝手にその力を振るってはいけないこと、そして、他人への嫉妬や独占欲にかられ、勝手な思い込みをして突き進むことで事態が悪化するおそれがあることを教えてくれているのかもしれません。
【カードの属性】
1枚引きで熊のカードが出た場合には中立的(neutral)に解釈するようにしています。
「中立的」とは、この先の展開を楽観的あるいは悲観的に捉えるのではなく、カードから得た気付きをきちんと実行に移す、そこから先のことは実行してから考える、という意味で私は捉えています。
熊のカードの象徴である『力』について深掘り解説した記事はこちらです⬇️
熊と他のカードの組み合わせ実例一覧はこちらをどうぞ⬇️
次回はルノルマンカードの16番目の星のカードを解説したいと思います。
【他のカード解説基本編はこちらをどうぞ。】
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ルノルマンに関する記事を色々と取り揃えておりますので、ゆっくりご覧になってください😄
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