【はじめに】
このカード解説基本編では、私が普段リーディングをする上で、ルノルマンカードの世界観をどのように理解し、どうやって解釈しているのかを順番に紹介したいと思います🧑🏫
解釈については主語・述語・修飾語や、対人・金運・健康・仕事などの観点から分類・整理をしている本がたくさんありますが、私はそうした分類を一生懸命に覚えることよりも、カードの世界観とそこから生まれる基本となるkey wordを何も見なくてもスラスラっと話せるくらいに体に染み込ませることが大事だと思っています。なぜなら、私たちのリーディングの土台となってくれるのはカードの世界観とそこから導かれる基本的な解釈だからです😊
それでは本編をどうぞ。
ルノルマンカードの世界観を理解し、リーディングをする上でのヒントとなるのが、ルノルマンの由来となっている『希望のゲーム』です🎲このゲームのプレーヤーは、止まったマスのモチーフとルールを通して、道徳観や知恵、家族、世の中の仕組みといったものを学んでいくことになります。『希望のゲーム』のマスに描かれているモチーフとルノルマンカードに描かれているモチーフは一致しているため、『希望のゲーム』から読み取れる物語は、ルノルマンの世界観に通じています。そんなルノルマンの物語からまず見ていきましょう🧑🏫
【18犬🐶のカードの物語】
あなたは利害関係を無視して、相手を信頼することができ、忠誠を尽くせるほどの友人を作ることができました。
【カードの世界観】
ルノルマンカードの18番目の犬は、おすわりをして人に撫でられるのを待っている様子の犬がカードに描かれています🐶
犬は1万5000年以上もの昔から私たち人間と共生している最古の動物となります。
犬の祖先は、人間の生活圏の周囲に暮らし、人間が与えた食べ物を食べ、犬の祖先は狩りで獲物を取ってくるといった共生関係が作られてきました。
犬は、飼い主である私たちが愛情をかけてきちんと世話をしてやり、しつけをすることで忠誠心や優しさ、愛情を返してくれる生き物です。
犬の犬種は牧羊犬や牧畜件、使役犬、愛玩犬などその生存目的や形態・用途によって分類されていますが、どのような犬種であったとしても、大昔に群れで生活していた頃の野生の本能は失われてはおりません。
そのため、犬には家族内での(群れ)序列を弁えさせておかないと、犬が混乱してしまい、そのストレスから問題行動を引き起こすことになります。
また、飼い主が愛情をかけすぎると、犬は私たちの不在に耐えきれず大騒ぎをしたり体調を崩してしまう分離不安症となるおそれがあります。
このように、私たちが犬と良好な関係を築くためには、愛情をかけてやることはもちろん大切ですが、上下関係をはっきりさせ、近すぎず遠すぎず程よい距離感でいることも同じくらい大切なのです。
【世界観から導かれるkeyword】
犬のカードの世界観から導かれるkeywordは、古来より犬は人と信頼関係を築いて共生し、共に過ごしてきた関係から「友人」となります。
人と犬の関係性からはたくさんのポジティブな言葉が生まれます。
「仲間」「助ける」「協力する」「忠実」「仲良くする」「懐く」「心を許す」「信頼する」「誠実な」といった言葉はどれも人と犬の信頼関係から生まれる言葉です。
犬の生態やその発達した嗅覚からは「匂い」や「本能」といった言葉が生まれ、飼育されている犬から連想して「ペット」全般を指す言葉としても解釈できます。
犬は、密かに人の隠し事を嗅ぎつけて回る者を指す隠語として使われており、昔は治安維持のための公議隠密などを指していたことから、現在では「警察」を表すこともあります。
犬のカードが示す相手は、あなたに対して友情や愛,信頼といった気持ちを抱いており、どんなことがあっても貴方の味方でいてくれる頼もしい存在です。
そのような存在は「恋人」に限らず「異性や同性の友人」「仲間」「支援者」といったように幅広い方を指しているといえます。
もっとも、グランタブローを展開する時などは恋人のカードには通常、紳士か淑女のカードを設定するでしょうから、犬のカードの位置付けが難しい時があります。私は、犬のカードが示す相手は、信頼や心を許しつつも、きちんと距離感を保たないといけない相手や、一線を引かないといけない相手として読み込みます。
犬のカードは、あなたに対して、無償の優しさや愛情を与えてくれる人がいることを表しています。但し、行き過ぎた愛情は依存や束縛に繋がりやすくなるため、人と犬の間には上下関係が必要であるのと同じように、あなたと犬のカードが指す相手との関係性は、近すぎず遠すぎず適切な距離を取ることを心がけるように教えてくれているのかもしれません。
【発展解説:犬と他のカードとの関係性↔️】
Q1:解説書によっては犬がストーカーを表す場合があるとされています。どういうことか詳しく教えてください。
先の解説にもありますように犬の献身性や忠誠心は基本的にポジティブなものではありますが、相手の気持ちを無視したものですとありがた迷惑なものとなり、ひどいものになるとストーカーになってしまいます。その線引きは24ハート❤️や25指輪💍、35錨⚓️のカードが出ているかどうか、すなわち愛情や約束、信頼に基づく献身であるかどうかで見極めていくことになります。
Q2:グランタブローにおける犬のカードの遠近の意味について教えてください。
犬のカードを友人と解釈した場合に、シグフィニケーターの近くに配置されていれば誠実で貴方を助けてくれる友人です。これに対して、遠くに配置されており、なおかつ6雲🌥まで犬の近くにあると不誠実で嘘つきな友人と古典的には言われています。
【カードの属性】
1枚引きで犬のカードが出た場合には、私はポジティブカード(YES)として解釈するようにしています。
犬と他のカードの組み合わせ実例一覧はこちらをどうぞ⬇️
次回はルノルマンカードの19番目の塔のカードとなります。
【他のカード解説基本編はこちらをどうぞ。】
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