【はじめに】
このカード解説基本編では、私が普段リーディングをする上で、ルノルマンカードの世界観をどのように理解し、どうやって解釈しているのかを順番に紹介したいと思います🧑🏫
解釈については主語・述語・修飾語や、対人・金運・健康・仕事などの観点から分類・整理をしている本がたくさんありますが、私はそうした分類を一生懸命に覚えることよりも、カードの世界観とそこから生まれる基本となるkey wordを何も見なくてもスラスラっと話せるくらいに体に染み込ませることが大事だと思っています。なぜなら、私たちのリーディングの土台となってくれるのはカードの世界観とそこから導かれる基本的な解釈だからです😊
それでは本編をどうぞ。
ルノルマンカードの世界観を理解し、リーディングをする上でのヒントとなるのが、ルノルマンの由来となっている『希望のゲーム』です🎲このゲームのプレーヤーは、止まったマスのモチーフとルールを通して、道徳観や知恵、家族、世の中の仕組みといったものを学んでいくことになります。『希望のゲーム』のマスに描かれているモチーフとルノルマンカードに描かれているモチーフは一致しているため、『希望のゲーム』から読み取れる物語は、ルノルマンの世界観に通じています。そんなルノルマンの物語からまず見ていきましょう🧑🏫
【11鞭🪢のカードの物語】
あなたは他人とひどい喧嘩をしました😡ずっと言えずに我慢してきたことを口に出したからです。喧嘩の後、あなたはストレスから自分で自分を責めてしまいます💦
【カードの世界観】
ルノルマンカードの11番目の鞭は、懲罰や刑罰で用いられる際の道具であり、写真のカードにはカバの枝を束ねたものと、複数の革紐が取り付けれたものの2種類の鞭が描かれています。
いずれの鞭も殺傷用ではなく、懲罰や矯正の目的で用いられるものです。
私たち日本人にはあまり馴染みのない道具ですが、ことわざには、相手のことを思い叱責することを「愛の鞭」と言ったり、死者を貶めたり非難することを「死者に鞭打つ」、譲歩と厳しい締め付けを意味する「飴と鞭」など、意外に鞭という言葉は私たちの日常生活でも使われていたりします。
鞭が使われる場面というのは、相手が約束や言いつけを守らない時や、言うことを聞こうとしない時、ルールを破った時、相手に不満があるといったような時に、相手の考えを改めさせて、自分のコントロール下に置こうとする時です。
鞭は自身の正当な立場を守るため、あるいは認めさせるために、痛みという手段用いるものといえます。
中には自分の鬱憤をはらすためだけに鞭を振るうものもいるでしょうが、それはただの暴力です。
他人だけでなく自分にも厳しい人は、他人に対して鞭を打つような言葉を投げかけ、自分を追い込むために体に鞭を打つように物事に取り組んだりします。
このように、鞭は痛みによって他人や自分を統制するものなのです。
【世界観から導かれるkeyword】
鞭のカードの世界観から導かれるkeywordですが、日本社会においては人に鞭を振るう場面は考えにくいことから、言葉の鞭をイメージすると分かりやすいかと思います。
言葉の鞭が正当に使われる場面としては、自分の主張を展開し、相手の主張を批評する「議論」がありますので、私はこれを鞭のカードのkeywordとしています。
議論では、お互いの意見が対立する場合があることや、対立する意見を尊重しつつ相手を説得することが必要となるため「対立」や「説得」という言葉が生まれます。
議論は喧嘩ではありませんが、中には自分の意見ばかり主張したり、他人の言うことに聞く耳を持たない方、批評されて憤慨される方もいます。
そうしたことから「感情的になる」「口論」「争い」といった言葉が生まれ、これらはつまるところ「不和」という言葉に行きつきます。
鞭で人を叩くところから連想して「痛み」や「攻撃性」「強制」といった言葉が生まれます。
鞭を正当な目的で使う場合には「規律を与える」と読むことができますが、正当な目的なく使う場合には「暴力」や「虐待」といった解釈ができ、言葉の暴力の代表例は「誹謗中傷」です。
このように鞭のカードのkeywordが「議論」という中立的な言葉であったとしても、その背景にあるものは「痛み」というネガティブな言葉であるため、ネガティブカードとして認識されているのかもしれません。
鞭の近くにポジティブカードが配置されることで「建設的な議論」や「鍛錬」「訓練」「努力」といった中立的な意味に解釈しやすくなります。
他にも、鞭で何度も叩く動作から「繰り返す」と言う言葉が生まれ、繰り返す動きから「運動」や「エクサイズ」とするものや、「性行為」と解釈するものもあります。
性行為については、私は、夫婦間の性的関係は百合のカードが表しており、鞭が表す性行為はもう少しスポーティなものであって、カップルや友人とのライトな関係における性行為を意味していると捉えています。
そんな鞭のカードは、何かの目標を達成するためには自分への甘えを捨てること、自分を厳しく追い込まないといけない時期が来ていることを教えてくれているのかもしれません。
【発展解説:鞭と他のカードとの関係性】
Q1:鞭と25指輪💍が意味する「繰り返す(循環)」の内容は異なりますか❓
鞭が表す繰り返しは、指輪のそれと違い調和が取れていません。
Q2:鞭と10鎌⚔が意味する「痛み」の内容は異なりますか❓
鎌が突然の刺すような痛みであるのに対して、鞭は持続する痛みです。
【カードの属性】
1枚引きで鎌のカードが出た場合、私はChallenging/挑戦(No)のネガティブカードとして解釈するようにしています。
鞭と他のカードの組み合わせ実例一覧はこちらをどうぞ⬇️
次回はルノルマンカードの12番目の鳥のカードを解説します。
【他のカード解説基本編はこちらをどうぞ。】
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