【ルノルマンの歴史を学ぶことで得られるスゴいメリットとは⁉️】
(今回の記事は当ブログ初期の記事をまとめて再編集したものです📝)
さっそくですが「ルノルマンの歴史」と聞くと皆さんは何を思い浮かべますか❓📅
「はいはい😌ルノルマンカードと高名な占い師・マドモワゼル・ルノルマンは関係がないんでしょ。」とか「コーヒーカードが影響を与えているんでしょ。」「希望のゲームの話ね😙」と、すぐにこうしたキーワードが出てきた方は合格です💮
この記事を読まなくても大丈夫、、、でも、やっぱり読んでください笑😆
ルノルマンの歴史に触れている基本書であれば、まず間違いなく上で述べたキーワードが書かれていますし、ルノルマン検定試験なるものがあったら絶対に出題されるところといえます。
で・す・が、これだけだと単なる知識と情報の羅列でしかありません。「だから、何なの❓」と聞かれてからが勝負です❗️
ただ、知識を覚えるだけだと、私たちが苦手な学校のテスト勉強をさせられているのと一緒ですからね✍️💦
とはいえ、ルノルマンリーディングにおいてルノルマンの歴史が直接役に立つかというというと必ずしもそうとは言えません。
ルノルマンの歴史を知らなくてもルノルマンリーディングはできますし、ルノルマンの歴史を学ぶ時間を、カード同士の組み合わせや新しいスプレッドを覚える時間に割く方が効率が良いという方もいると思います🧐
ルノルマンに限らず、自分が興味を持った占いに関してその歴史や背景を知らずとも、その手法を学ぶことでリーディングはできますので、歴史や背景事情をどこまで興味を持って学ぶのかは、その人の性格や占いを学ぶ姿勢が如実に表れるところといえます。
本職の占い師さんは命・卜・相のそれぞれのジャンルの占いを押さえて一人前と言う話を聞いたりしますと、占いの種類によっては単なる仕事のツールでしかないと割り切るものや、興味の有無、合う合わないもあるでしょうから、学ぶ姿勢に濃淡ができてしまうのはやむを得ないところもあるのかなと思ったりします🤔
他方、私はプロ・アマチュア問わず、自分が極めたいと思う占いの歴史は押さえておいても良いと思う派です。
何かを極めようとするのであれば、一見すると直接役には立たない知識や情報であってもそれを学んで、自分なりに咀嚼して考え抜くことが大切だと思いますし、それを生業とする者であれば尚更そうした姿勢が求められると思います。
もちろん占いがちょっとした趣味のかたは別ですよ。ライトなファン層あっての人気コンテンツですから☺️⭐️
話を戻すと、占いの手法だけを追い求めるといずれは限界がきてしまい、小手先の薄っぺらいものになってしまう気がするんですよね。何よりそうした姿勢を続けていると、その占いに飽きてしまうか、いずれは嫌いになってしまうと思うのです。私は、自分の興味のある占いの歴史を知ることは長期的な視点で見ればプラスになると考えています😙
私たちは大好きな相手のことを隅から隅まで何でも知りたいと思いますよね😍
たとえその情報が第三者からすればどうでも良い情報であったとしても、大好きな私たちからすれば値千金の価値を持ちます。それを知ろうとすることに義務感は感じませんよね❓
同じように、自分が大好きで興味を持っている占いだったらその歴史や背景を深く知りたいと思うのは自然なことだと思うのです。
実際、私はルノルマンの歴史を学んだことで、以下の3つの疑問に対する自分なりの答えを得ることができました。これらの疑問は意外と皆さんも持たれるものではないでしょうか❓
- タロットは得意なのにルノルマンが不思議と苦手に感じるのは何でだろう❓
- グランタブローの(8✖️4+4)と(9✖️4)に優劣はないのかな❓
- ルノルマンカードの番号やトランプの絵柄を使えなくても大丈夫なのかな❓
これらの疑問は別に答えを知らなくともリーディングに支障はでませんし、権威のあるルノルマンリーダーの方の見解を受け入れればそれで済む話なのかもしれませんが、自分の頭で考えて答えを出したことで、ルノルマンリーディングに対する造詣が深まりましたし、ますますルノルマン占いが好きになっていくのを実感しています💕
【タロットは得意なのにルノルマンが不思議と苦手に感じる原因はなんだろう🤔】
ルノルマンを含めたカード占いの歴史を紐解いていくと、タロットやルノルマンが誕生するよりももっと以前の占いでは、悩みや問題に対する答えやアドバイスが書かれた本があり、その本の該当するページを選ぶ際に、名前の文字の数やカードやクジを引いて偶然に出た結果を踏まえてページを選び、本から答えを得ていたと言われています。
ここでの大事なポイントは、私たちの悩みに対する占いの答えは、クジやカード、サイコロにはなく、答えは本の中にあったということです。それが時代が経つにつれて本の答えとカードを一体化するようになり、簡易に占いの結果を得られるようになりました(占いグッズを売りやすくするという商売的な意味もあったと思います。)。
これが、占いカード全般の成り立ちです。
この成り立ちからわかることは、占いカードそれ自体には答えはなく、意味があるのは答えが書いてある本にあったということです。占いカードは答えの書いている本の該当する箇所へと導いてくれる「鍵🗝」の役割でしかありませんでした。
ルノルマンカードも同じです。
カードそれ自体に答えがあるわけではなく、様々なリーディング手法を駆使して答えへと辿り着くのです。
私がルノルマンカードを学ぶ際に読んだ基本書の一節に「ルノルマン・カードのリーディングに際して、カードは鍵であり扉ではない」(ラーニング・ルノルマン34頁(マーカス・カッツ/タリ・グッドウィン著。伊泉龍一外訳))との記載があります。
私がルノルマンの初心者🔰だった頃、最初にこの一節を読んだときは特に気に留めることもなく「ふーん。」と読み流していたのですが、今、読み返してみるとすごく深いことが書かれていることが分かります。これは、ルノルマンカードそのものに意味はないと言っているのと同義であり、カードから直接答えを読み取ろうとしているリーダーであればあるほど戸惑うと思います。
これこそ、まさにルノルマンカードをジッと眺めていても答えが得られない理由といえます。
これに対してタロットカード(大アルカナ)は事情が異なります。私はタロットは素人同然の知識しかありませんが、タロットリーダーのリーディングの様子をYouTubeなどで見ていると、タロットカードをじっと眺めてカードの世界観から答えを導こうとしているのが分かります。タロットカード(大アルカナ)のカードは一つの世界であり、タロットリーダーの方たちはカードから直接答えを読み取っているといえます。
他方、ルノルマンは遠近法(シグフィニケーターと他のカードとの距離の遠近で解釈する方法)やハウス法、フェイシングカード(顔の向き)、シグニフィケーターカードの位置関係など様々な手法を駆使して、悩みに対する答えを得ようとします。
ルノルマンリーディングとは、ルノルマンカードを用いた様々なリーディング手法から悩みに対する答えにアクセスしようとするものであり、ルノルマンカードそのものから答えを得られるものではありません。
それゆえ、タロットリーダーの方がタロットカードを解釈するのと同じようにルノルマンカードから直接答えを直接読み取ろうとしてもうまくいかないのです。
極端な話、紙片に1から36の数字を書いてモチーフなしでも占うことができるのがルノルマン占い、同じように占おうとしても無理なのがタロット占いといえばもっと分かりやすいかもしれません😌
仮にルノルマンカードから直接何らかの答えを読み取ることができたとしても、それをルノルマンリーディングと言って良いのかは疑問です。タロットカード占いはすごく上手くいくのに、ルノルマンリーディングになるとうまく読み取れないのは、カードから直接答えを読み取ろうとしてしまう姿勢に原因があるのかもしれません😫
【ルノルマン占いとタロット占いの違いを押さえよう❣️】
私はタロットもルノルマンもオラクルもカード占いの類は全部好きですが、やっぱりルノルマンが一番性に合っています。
まず、どのようなカード占いであったとしても、偶然に出たカードから悩みや不安に対する解決策や気付きを得ることができる点は共通しており、それは私たちの身近にある神社で引くお神籤にすごく似ていると思いませんか❓⛩
カード占いの中でも特にタロットは、その歴史の古さや世界中に広がっているメジャーな存在として、カード占いの王様👑のイメージがあります。
そんなタロットカードのリーディングは、カードの世界観や象徴的な意味を理解して人の心理の深いところまで潜っていくイメージです。
私は、以前『タロット占いとルノルマン占いの違い』について質問をされたことがありましたので、その時の答えをここでご紹介させていただきます😄
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私はルノルマン占いをメインで楽しんでいます。
ご質問のタロット占いとルノルマン占いとの違いは、私がタロット占いの勉強に挫折??した理由に通じるものがあると思います。タロット占いで難しく感じたのは、1枚のカードの中にある世界観の広さや深さ、意味の多さでした。
例えば魔術師(I)のカードを1枚取ってみても、人物の頭の上にある∞マークや机の上に置かれている道具の意味、数字の1にも意味があるので、カードの隅から隅まで意味があることに驚くとともに、これは学ぶのは大変だと思いました。タロット占い師の方がカードをご覧になられて、その世界観を語り、意味合いを的確に読み取っていく姿に憧れています。
他方、ルノルマンカードは1枚のカードに一つのモチーフが描かれており、そのモチーフも見たまんまなのですごく分かりやすいです。カードの背景や隅っこの方に深い意味があるのでは?と探しても何も出てきません(笑)
ルノルマンは「希望のゲーム」と呼ばれる一種の双六ゲームに由来していると言われております。普通、双六の止まるマスの絵柄や番号にそこまで深い教えが込められることってありませんよね🤔例えば「船」のカードであれば、素直に船をイメージし、船は通常、遠方への移動手段なので、そこから旅行や遠方、海外といったキーワードが生まれ、さらにそこから解釈を広げていくという過程をたどります。
希望のゲームでは、「船」は一気にマスを進めることができるラッキーカードとされていたようなので、「前進‼️」と解釈することもできます。
ルノルマンの個々のカードにも基本となる意味はありますし、当時の時代背景や由来となった『希望のゲーム』のルールを踏まえながら読んでいくと色んなことが読み取れて面白いですよ。
ただ、ルノルマンカード1枚では意味の広がりには自ずと限界がありますし、1枚だけではどう解釈して良いのか分からないこともありますので、ルノルマンでは複数のカードを組み合わせて読むことが基本となっています。
カードを引けば引くほどストーリーが生まれていくところがすごく面白いです。しかも、読み手ごとにストーリーが異なるので色んな解釈が楽しめます。
昔読んだ本の中に、ルノルマンはありのままの出来事を示すので分かりやすい、との一節がありました。『タロットであれば、彼が離れていった原因は彼の親子問題を貴方に投影した、と象徴的に語るところを、ルノルマンは彼は別の人と一緒にいる、と現実に即して答えるだろう』とか書いてあった記憶があります。
最後はルノルマンのことばっかり語ってしまいましたが、私はカード占い全般好きです。ご参考にして頂ければ嬉しいです😍
さて、次の章からはルノルマン占いの特徴である『一つのカードに一つのモチーフ』というシンプルさが、かえってリーディングを難しくする原因になっているお話と、それをどうクリアしていくのか❓というお話をしたいと思います🧑🏫
【ルノルマン占いが難しく感じる理由とそのクリア方法をチェックしていこう☑️】
理由①シンプルで分かりやすい絵柄だからこそ、かえって分かりにくいため😲
1枚のカードに複数の意味合いが含まれているタロットカードとは違って、ルノルマンカードでは1枚のカードに一つの絵柄(モチーフ)しかありません。
しかもその絵柄は見た目的には分かりやすいため、カードからパッとうける印象や連想する言葉は割とすぐに出てくると思います。
例えば「家」のカードを見て、大きい家だなあ、とか、外壁の色合いが素敵な家だなあとか、そんな感じです🏠
ところがパッと見た感じの解釈に留まっていては、質問者としては、どのように理解し、どう受け取って良いのか分からない場合があります。
質問者がラッキースポットは?と尋ねてみて「家」のカードが出れば、なんとなく家がラッキースポットなのかな、と思いますよね。
では質問者が、ある問題に対して『どう向き合ったら良いでしょうか❓』と尋ねてみて、「家」のカードが出たらどうでしょうか?
家ってどういうこと?大きい家を買いなさいということ❓外壁を塗り直せばいいの❓と悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
家🏠のカードの解釈の一例となりますが、家は安心できる場所、辛いときに落ち着ける場所を表すため、今は問題に対して積極的に取り組むよりも、問題から離れてみるとか、守勢に回って大人しく耐えるとき、と読むことができます。
このように、ルノルマンカードに描かれている絵柄はシンプルゆえに、見たまま単純に読んでしまうと、どう受け止めてよいのかが分からないことが起こるのです。そのため、どこまで深く読めばいいのかがポイントになってきます。
理由②1枚のカードからでもたくさんの解釈が生まれるため😮
カードの解釈の深さには段階があり、カードの絵柄からそのまま読み取るもの、絵柄の単語から読み取るもの、絵柄を象徴するものから読み取るもの、はては神秘的なものや教義的なものを織り込むことで読み取るもの(私はほとんど神秘的な解釈しませんが😫)といったように、解釈を深めていくほど、解釈の数は一気に増えていきます。
理由①でもお話ししたように、カードの絵柄をそのまま素直に読むとか、絵柄の単語から読み取る結果だけでは、リーディングが浅すぎて理解しづらい場合もあります。
とはいえ、たった1枚の絵柄とはいえ深掘りしていくとキリがないため、質問内容に応じて、解釈の幅や広さを適切なものに調整する作業が必要となり、それが意外と難しいのです。
ルノルマンの絵柄は36個だからタロットよりも覚えることが少ないぞ❗️と思う方もいるかもしれませんが、実はそう単純なものではないことにすぐに気づかれる思います🤔
理由③複数のカードを組み合わせることで解釈が無限に広がっていくため♾
ルノルマンのリーディングにはワンオラクル(1枚引き)ももちろんありますが、複数枚のカードを組み合わせて一つの言葉を作ったり、物語を紡いでいくことが基本となります。
たった1枚のカードからでも生まれる解釈はたくさんあるのに、そこに別のカードが加わることで解釈+解釈の足し算ではなく、解釈✖︎解釈の掛け算となり、解釈の幅が無限に広がっていきます。
そのため読み手がその気になれば、ポジティブにもネガティブにも解釈でき、ハッピーエンドでもバットエンドでも、どのようなものであっても作ろうと思えば作れてしまいます。
しかもタロットと異なり、スプレッドによっては同じカードを何度も違うカードと組み合わせて読むことになる上に、その度にカードの解釈を変えることができますので、もはや頭はパニック状態となります🤯
このようにカード同士の組み合わせから生まれる解釈の数が無限大であるところに、ルノルマン占いの難しさを感じる方もいるのではないでしょうか。
ですが、どうか安心して下さい👌実はルノルマンはカードの枚数が増えれば増えるほど解釈がしやすくなるという意外な特徴を持っています。
これは、1枚のカードだと絞りきれなかった解釈が、複数枚のカードを組み合わせることで一つのストーリや答えに結びついていくためです😊
そのため、ルノルマンリーディングではワンオラクル(1枚読み)よりもペア(2枚読み)、トリプレット(3枚読み)といった読み方に注力することになります。
それもあってか、ルノルマンカードの組み合わせを一生懸命暗記しようとして疲れてしまい、ルノルマン占いから離れてしまう方もいらっしゃいますが、これはすごくもったいないです。
ルノルマン占いの初心者🔰の頃にありがちな、カードの組み合わせを一生懸命に覚える必要はないよ、という話を次の章でしたいと思います😆
【本やネットに書いていることが絶対に正しいわけではありません❗️】
私がルノルマンリーディングにおいて大切にしていることを一つ挙げなさいと言われたら、真っ先に本やネットに書いてあることを鵜呑みにしないことを取り挙げます。
そもそもルノルマンリーディングに正解はありません。これは外国の著名なルノルマンリーダーたちの本をお読みいただくと必ずと言って良いほど出てくるフレーズです。
以前はよくyahoo知恵袋で質問にお答えしていたのですが、本やネットに書いてあるコンビネーション読みから外れることに不安を抱かれる方が多いことに気付かされました。
この解釈で合っているのかを常に悩んでいる皆さんは正解を求めすぎだと思います🙂
知恵袋を見ておりますと、自称占い師の方が「ネットや本にはそんな読み方は書いていません。」と指摘する回答を見かけることがあります。そんな時、私は「本職が言うセリフじゃないですよね。」「もっと勉強してから回答しなさい😡。」と内心思ったりしています。
ルノルマンを学び始めたばかりの初心者🔰の頃は、カードの基本の意味も分かりませんので、とりあえず本に書かれているキーワードや組み合わせを使ってみながらリーディングを繰り返している内にルノルマンに慣れていく、これはごくごく自然なことだと思います。
私も今だに本に書かれているコンビネーション読みを参考にすることはもちろんあります。
ただ、私が初心者🔰から抜け出せたかな、と思えるようになったのは「こう読んでみたんだけど合ってるのかな❓」「間違っていないかな❓」と間違うことを怖がっていたのが、怖くなくなった時からでした。
私は、自分のリーディングが正解とはまったく思っていませんし、すごく稚拙なリーディングをしている自覚があります。
そんな私ですが一つだけはっきりと自信をもって言えることがあります。
それは、自分のリーディングの根拠をきちんと説明できる自信があるということです。
例えば、このカードの意味をこのような理由から設定し、このように組み合わせて、あるいはこの配置からこうした解釈をしました、と自分の言葉で説明することができます。
そんな解釈は本に書いてませんよ、と仮に指摘を受けたとしても、ありがたく参考にさせてもらいますが、間違った解釈をしたと思うことはありません。
こう書いてしまうと、一人よがりの印象を受けてしまわれるかもしれませんが、私が言いたいことは「本の内容を絶対視しない、鵜呑みにしない姿勢が大事なんだよ。」ということです。
私は本やネットで調べていて「どうして、こういう風に読むんだろう❓」と疑問に思ったものはすぐに採用せずに、まずは自分の頭で考えてみます。
考えてもわからなければ、色んな書籍(ルノルマンに限りません。図鑑や歴史書だって読みます。)を読んでみて「この本の著者は〇〇を背景にしてこういう読み方をしたんだな。」と理解して初めて、自分の解釈として使うかどうかを決めるようにしています。たとえ理解できても、自分にはしっくりとこない解釈は採用しないこともあります。
これを繰り返していくうちに、本やネットの解釈を自然と使わないようになっていき、私の言葉で少しずつ解釈ができるようになっていきました。
借り物ではない解釈は本当に多くの気付きをもたらしてくれますし、誰かを占う時にも、出てくる言葉は拙いものであったとしても確かなものを届けている実感が湧いてきます。
自分が思いつかない解釈と出会った時に、その人がどうしてそう読んだのか、その背景を知り、理由を考えることでリーディングの精度もどんどん上がっていきますよ😊
なので、皆さまも自分らしいリーディングを大切にしながらルノルマンリーディングを楽しんでいただきたいと思います🎵
それでは、歴史を学ぶことで得られる答えの一つとして、ルノルマン占いの花形スプレッドであるグランタブローの素朴だけれども大きな疑問である8枚✖️4行➕4枚と9枚✖️4行に優劣がない理由がよく分かるというお話をしたいと思います。
【グランタブローの(8枚✖️4行+4枚)と(9枚✖️4行)に優劣がない理由とは⁉️🤔】
グランタブローで(8枚✖️4行+4枚)か(9枚✖️4行)のどちらをメインで使うのかは、おそらくはお手元の基本書やラベルカード4枚の有無の好みによるところが大きいと思います。
中にはグランタブローを展開するならどっちが良いのだろう❓とか、優劣はあるのかな❓と疑問を抱かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
日本語で出版されているルノルマンの基本書をザッと読んでみても、その違いについて深く言及したものはなく、それぞれのリーディング方法を併記して紹介しているものがほとんどだと思います。
結論から先に述べると、ルノルマンの歴史を紐解いてみても、グランタブローにおいて(8枚✖️4行+4枚)と(9枚✖️4行)の間に優劣はありません。
グランタブローの形式の優劣について論じる前に、コーヒー粕占いからコーヒーカード占い、希望のゲームを経て、ルノルマンカードへと至った流れを押さえておきたいと思います。
まず、ルノルマンカードの誕生に先だって、世間で流行っていたのは「コーヒー粕/茶葉占い」でした。これは、カップに残ったコーヒー粕や茶葉の形と、粕が残った位置がカップの底なのか縁なのか、持ち手との距離といった遠近を組み合わせて解釈する占いでした。
そして、コーヒー占いにおけるコーヒー粕の絵柄を32枚のカードに描いた「コーヒーカード占い」が発売されるようになると、32枚のコーヒーカードを用いて8枚✖️4行に配置し、質問者のカードとその上下のカードに目を向けるというグランタブローに似た占いが生まれました。
この記事ではコーヒーカード占いに深く立ち入ることはしませんが、そのあとに発売されたルノルマンの原型とされる「希望のゲーム」に影響を与えたと言われています。
希望のゲームは6面体のサイコロを2個使うゲームです。そのため、6✖️6=36枚のカードを必要としました。希望のゲームの36枚の番号とモチーフはルノルマンカードと完全に一致しており、36枚のルノルマンカードの原型であるというのが定説となっています。
希望のゲームは本来、家庭用の双六ゲームとして販売され、トランプとしても遊べるようにトランプの絵柄を加え、さらには占いもできますよ❗️との売り込みで販売されていた商品です。
希望のゲームの占いの部分を権威づけするために、また、より占いの部分を強調して商品を売りやすくするためにマドモワゼル・ルノルマンの名前を拝借し「希望のゲーム」は「ルノルマンカード」へと名称を変えるのです。
さて、希望のゲームもといルノルマンカードの初期の占い方法ですが、32枚のカードであればコーヒーカードと同じく8枚✖️4行と綺麗に長方形に並べられるところを、4枚のカードが余分に増えたばかりに、その4枚をどこかに配置しないといけなくなります。
そこで、下のラベルの位置に4枚並べる形が生まれました。
「希望のゲーム」/「ルノルマンカード」の初期の説明書には8枚✖︎4行+4枚の形のグランタブローが紹介されています。つまり、歴史的に見れば8枚✖︎4行+4枚のグランタブローが先に誕生したと言えます。
そして、ルノルマンカード誕生当初のリーディング手法のメインは「遠近法」でした。当初の遠近法は時代背景もあってか幸運、不運、敵、味方、病気といったように得られる結果が1か0の振り幅が大きいものであったため使い勝手が悪かったと思います。
そこから数多のルノルマンリーダーたちが時間をかけて各ルノルマンカードについて柔軟できめ細やかな解釈を生み出していき、遠近法だけでなくハウス法やフェシングカード(顔の向き)、周囲の8枚のカードの解釈、水平/垂直軸のリーディングといったように様々なリーディング手法が生まれました。
9枚✖️4行のグランタブローもその一つです。
私の敬愛するケイトリン・マシュー氏はその著書において、9枚✖️4行のグランタブローを分かりやすく現代的なスタイルであると評価しています。これはラベルカード4枚を省いたことでシンプルに分かりやすくなったと言いたいのだと思います。
どのような世界でも、伝統を大事にしつつ、それに固執することなく新たな考えやアイデアを取り込んでいくことでより発展していきます。発展の過程において伝統的なものと新たに生み出されたものの間に本来優劣はありません。その時代やニーズに合わせて占いの手法が姿を変えていっているだけなのです。
ここまで来たら、伝統的なグランタブロー(8枚✖️4行+4枚)とスタイリッシュで現代的なグランタブロー(9枚✖️4行)の優劣を論じる意味がないことはお分かり頂けるかと思います。
両者の優劣に拘っている方は(8枚✖️4行+4枚)でなければ出来ないリーディングと、(9枚✖️4行)でしか出来ないリーディングに目を奪われすぎだと思います。ともに遠近法や各カードの柔軟な解釈、フェイシングカードやハウス法といった主要な解釈方法は共通しており、大きな違いであるラベルカード4枚の有無への好みが分かれているだけだと私は思うのです🤔
それでは最後になりますが、一般的なルノルマンカードに描かれているトランプの絵柄や数字を使ったリーディングができなくても大丈夫だという話をしたいと思います😄
【ルノルマンカードの数字やトランプの絵柄を使ってリーディングができなくても大丈夫な理由とは⁉️】
ルノルマンカードの中にはトランプの絵柄が挿入されているものがあり、トランプの絵柄を使ったリーディング手法もありますが、別にできなくてもルノルマンリーディングに支障はありません。
そもそも、歴史的にみてルノルマンの番号とモチーフの絵柄、トランプの絵柄に特別な関係があったかというとそのようなものは何もありません。
もともとは「希望のゲーム」という遊戯用の双六カードに、トランプをつけて、おまけに占いもできますよ、という触れ込みで販売しているのですから、その番号やトランプの絵柄との間に深い意味などあろうはずがありません。
もっとも、ルノルマンカードをトランプ占いの道具として使う方もいれば、その数字に着目して数秘術を用いる方もいたと思います。ルノルマンカードはその絵柄のみならず、トランプ占いや数秘術をミックスさせた3種類の占いが可能な優れもののカードであることは確かです。
そのため、著名なルノルマンリーダーの一人である小宮ベーカー純子氏はその著書「ルノルマン・ピケ未来を描くグランタブロー」において、ルノルマンカードは読み手の技量を見抜くカードであるとし、誰が展開してもその人のレベルに合った展開が起こると述べています
これは、ルノルマンの超初心者🔰の方であればシグフィニケータとその周囲のカードの解釈の範囲に留まる占いになるでしょうし、トランプ占いや数秘術の知識を持っている方はそれを駆使してルノルマンカードからより多くの情報を読み取ることができることを意味しています。
つまり、ルノルマンは読み手の技量に合わせて読み取れる情報量が大きく変化していくカード占いであることを同氏は言いたいのだと思います。
「ルノルマン・ピケは、誰が展開しようと、その人のレベルに合った展開が起こる」という同著の一節はルノルマンの特徴を良く捉えているといえます。
ただ、ここでの注意点は、読み取れる情報量が多ければ多いほど良いかというとそれは違うということです。読み取った情報を咀嚼し、整理し、質問者にわかりやすく伝えなくてはなりません。それも、ある程度の時間内にです⏰。多くの情報量を得ることができるということは、その処理にかなりの時間を要することになります。要は量と質のバランスの問題です。
ルノルマンのモチーフに加えて数秘術とトランプ占いの知識を複合して読むことで、得られる情報量は一気に増えるかもしれませんが、情報の取捨選択が非常に大事になってくるといえ、ルノルマンリーディング・トランプ占い・数秘術の3つの異なる占いを統合し、それなりの時間内に綺麗に結論をまとめる力を持っているのであれば、それはもう本物のプロの占い師だと思います。
ですが、私たちは無理にルノルマンカードに挿入されているトランプの絵柄や数字を駆使してリーディングを頑張る必要はありません。ルノルマンは私たちの今持っている力に合わせたリーディングが可能なのですから😌
ちなみに私が持っている占いの知識と経験は、ルノルマンに限定されているものですし、数秘術やトランプ占いの知識を複合してリーディングできるレベルには到底達してはいません💦
今の私のレベルで、ルノルマン・トランプ占い・数秘術をグランタブローに適用して、仮にたくさんの情報を得ることができたとしても、その情報をきれいに整理することができず、つまみ食いのようなチグハグなリーディングになってしまう自覚があります。
そのため、数秘術やトランプ占いにも興味はありますが、当面は各ルノルマンカードの解釈や遠近法、ハウス法、フェイシングカードなどの基本的なルノルマンリーディングの精度を更にあげるのが目標です⚓️
【本記事のまとめ】
さて、今回の記事はいかがだったでしょうか😊
今回、ご紹介しましたルノルマンの歴史はルノルマンリーディングの技法に直接関わるものではありませんが、歴史的な背景を知ることで、ルノルマンの素朴だけど大事な疑問に対する答えを得ることができ、ルノルマンリーディングの土台となる力が鍛えられていくのを実感しています。
また、初心者🔰の頃はどうしても組み合わせを覚えるのに一生懸命になってしまう暗記中心のリーディングよりも、自分なりにのびのびと楽しくリーディングをするのが一番の上達方法だというお話をさせてもらいました。
本やインターネットの情報を鵜呑みにすることなく、自分の頭で考え抜いて、実践を通して得たリーディングの力はちょっとやそっとでは揺るぎませんし、その力があなたを初心者🔰の域から脱出させてくれるはずです❣️
今回の記事が皆さんのルノルマンリーディングの一助になればとても嬉しいです⤴️☺️
【ルノルマンのお部屋の最新ニュースをチェックしよう☑️】
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